マイホーム購入には一定の費用がかかるため、資金計画は慎重に進めなければなりません。
ライフプランを基に考えていくことはもちろんですが、住宅購入費の相場を調べたり、住宅ローンのシミュレーションをしたりと、やるべきことがたくさんあります。
住宅購入費以外にも目を向け、毎月の生活費や教育費、貯金にいくら必要か、さらに10年後、20年後にはどんな資金が必要になるかなど、ライフプランを基にシミュレーションするようにしましょう。
住宅ローンの毎月の返済額を決めるときに、賃貸物件を借りていたときの家賃を基準に考える人もいるかもしれません。
しかし、今後のライフイベントにかかる費用や老後資金のための貯金、さらに急な出費などを考慮すると、家賃を基準に返済額を決めるのは安全とはいえません。
毎月の返済額については、住宅ローン以外のローンも含めた返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)の基準を25%以内にすると一般的にはリスクが少ないといわれています。
年収については手取り年収で計算するようにし、たとえば手取り年収300万円の場合は「300万×0.25÷12=6万2,500円」、毎月6万2,500円以内の返済額であれば基準値内といえます。
返済負担率を参考にしながら毎月の返済額を検討しましょう。